29日放送の『ビートたけしのTVタックル』で、専門家が新型コロナウイルスと若者の重症化について持論を展開。その内容が物議を醸した。
■「若者は治る」は都市伝説
番組では新型コロナウイルスの新規感染者が11月に入り急増している件について議論。スタジオに東京医科歯科大学病院副病院長の荒井裕国氏と順天堂大学大学院教授の堀賢氏が出演し、医療現場の実情などについて語る。
そのなかで阿川佐和子が「若い人でも、軽く終わったとしても、後遺症が残る人が多いのは、そうなんですか?」と2人に質問をぶつける。堀氏は「全年齢層押しなべて約8割の方が、後遺症を訴えている」と持論を展開。
そして、「息苦しいとか、あとは火照りが取れないとか」と症状を挙げる。阿川も「激しい運動とかできなくなる人も多くなるわけでしょ」と指摘。
堀氏は「若者は軽くで、ほとんど治ってしまうっていうのは、もうそれは都市伝説です。何らかの副作用を残す人は、統計すると7割から8割」と断言した。
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■「若い人でも重症化」
堀氏の発言を聞いた西村ひろゆき氏は「それは、重篤化して病院に行った人の8割に後遺症が残る」と指摘。堀氏も「そうですね、まあ、そういう例に関してですけど」と認める。
ここで阿川は「私の知り合いのおじさんですけども、やっぱりほとんど無症状に近い状態で陽性になったけれども、その後嗅覚がまだ利かない。もう何ヶ月も経って、肺も苦しいっていう、後遺症ずっと」と、後遺症の事例を口に。
話を聞いた堀氏は「もともとの母集団が重篤化して入院した人の母集団なので、最初からそのサンプルとして偏ってるのは確かなんですけども、若いから重症化しないってわけではなくて、若い人でも重症化してるっていうことを、ぜひ知っていただきたい」とコメントした。
■視聴者は賛否両論
「若者は重症化しないというのは都市伝説」「軽症でも後遺症が残る」とした番組に「初めて知った」「やっぱり怖い」「今は外出せず家にいようと思った」など、驚きや怖さを訴える声が上がる。
一方で、「いたずらに恐怖を煽る内容で不愉快」「後遺症を盛んに印象づける理由がわからない」「重症者の7割から8割ということは、病院にいかない軽症者は後遺症がないということではないか」「じゃあどうすればいいんだ」と内容に疑問視する視聴者もいた。
■しっかり対策を
11月に入り、新規感染者と重症者が増加傾向にある新型コロナウイルス。後遺症の有無については賛否両論だが、現在は若者であっても、マスクの着用や手洗いうがいなどの対策をしっかりしなければいけない状況だろう。
しらべぇ編集部が今年9月に全国の10~60代の男女1,844名に実施した調査では、若者ほど「日本はコロナを恐れすぎ」と感じている人が多くなっている。
堀氏によると、「若者だから」と言って、コロナが軽症で済むとは限らず、場合によっては重症化や後遺症が残ることも考えられるとのこと。
新規感染者が増加傾向にある現在では、個々がコロナを軽視せず、感染症対策をしっかりしたうえで、外出の是非を判断するしかないのではないだろうか。
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【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2020年9月18日~2020年9月23日
対象:全国10代~60代の男女1,844名 (有効回答数)
(出典 news.nicovideo.jp)
東京都 新型コロナ 418人感染確認 日曜日の発表では最多 - NHK NEWS WEB 東京都 新型コロナ 418人感染確認 日曜日の発表では最多 NHK NEWS WEB (出典:NHK NEWS WEB) |
新型コロナウイルス(しんがたコロナウイルス、英語: Novel coronavirus, nCoV)とは、コロナウイルス科ウイルスのうち、新型のもの。特にヒトコロナウイルスについて多用される。 SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2) - 2019年新型コロナウイルス 4キロバイト (424 語) - 2020年11月28日 (土) 05:21 |
自分は大丈夫だろう、と安易に考えず、感染対策を行って、自分自身を感染から守ることが大事だと思います。
自分自身が感染しないように感染対策を実施する、ということは必然的に他の人達への感染を防ぐことに繋がるのではないでしょうか?
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